心理学入門4ではトラウマやフィルターのことを
お話しましたが、それらに気づくためには、
普段から自分の心に問いかける癖をつけましょう。
でも、多くの方はまわりのことばかり気になって、
自分のことは後回しにしています。
あと、「人に嫌われないようにしなきゃ」
という思いが強い人が多いですね。
実際に私もそうでした。( ;∀;)
何故、人に嫌われるのが怖いのでしょう?
ちょっと自分に問いかけてみてください。
学校に行っている方は友達がいなくて
一人ぼっちになるのが怖いのかもしれません。
仕事をしている方は上司がきつい態度になるのが怖いとか、
やめさせられたら困るとかかもしれません。
でも、どんなにいい人になっても
人それぞれの価値観があるので、一定の人には嫌われます。
統計的には3割の人には嫌われると言われています。
なので、ある程度の人に嫌われるのは当たり前
だと思っておいた方がいいです。
例えば、いつもニコニコして愛想のいい人がいたとします。
それがいいと言う人もいれば
「いつもヘラヘラ笑っていて不快」と思う人もいます。
高級車に乗って、ブランドの服を着た男性を素敵と思う人もいれば、
「成金みたいで嫌い」と言う人もいます。
時間に遅れてくる人にイライラしたとします。
でも、海外では遅れてくることは当たり前で
2~4時間待たされることもあるそうです。
このように価値観は人それぞれ、
すべてに合わせることなんてできません。
そんなことをしていたら自分を見失ってしまいます。
また、自分に無理をしていると、
無理をしていない自由な人に腹が立ったりします。
悪循環に陥ってしまいます。
だから、本当の自分を知って自然体でいることが大切なのです。
★あなたの好きなものは何ですか?
★どんな事をしている時が幸せですか?
★その幸せは誰かのためでなく、自分のためですか?
★何も縛るものがなくて自由になったとしたら何がしたいですか?
★本当に欲しいものは何ですか?
自分に問いかけてみてください。
もしも答えがすぐに出てこなかったら
今までは自分をないがしろにしていた証拠です。
すぐに出てきたとしても、心の底からの答えだろうか?
世間体や家族に気を使ってないか?
などと疑ってみてくださいね。(*^-^*)
怒りについてはちょっと特殊で、
心理学では怒りは二次感情といわれています。
どういうことかと言うと、
怒りの感情の原因は潜在意識の中にある「恐れや不安」
だということです。
例えば、
お母さんが子供にきつく叱ってしまう時、
外で他人に迷惑かけるような時にきつくなってしまいますよね。
別に冷静に「ダメよ」と言えばいいのに大きな声で言ったり、
パシッと叩いてしまったりする時があります。
他にも道路に飛び出してしまって、
車にひかれそうになった時などもありますね。
男性がすぐに怒鳴ったりするのも、威嚇のような行動です。
根底には「人に迷惑かけてダメな母親と思われたくない」
「車にひかれて死んでしまったらどうしよう」
「なめられて馬鹿にされたくない」
などの不安から感情的になってしまうと言われています。
だから、怒り、不安、悲しみなどの感情がわいてきたら、
潜在意識の中に「何かあるのだろう」と考えてみてください。
そうして、本当の自分を知って、
ありのままの自分を受け入れていくことが大切です。
ちょっとダメな自分でも、「しかたないよね」と
受け入れてください。自分に愛情を注いでください。
自分の健康管理もしっかりして、自分を大切にしてあげてくださいね。
そうすると心の器が広くなってきます。
また、他人と自分との境界線がはっきりしてきます。
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