人間の意識はよく氷山に例えられます。
海面から見えている部分(約10%)が顕在意識。
海面から下の見えない部分が潜在意識です。
頭で考えてるのは、ほんの10%でしかないんです。
でも、自覚のない潜在意識からの影響が大きく、感情がわいてくるのも
ほとんどが潜在意識からなので、とても重要なんです。
大人になった時の性格は潜在意識の影響を100%受けています。
意識して変えることは可能ですが、なかなかそこまで出来る人は少ないです。
でも、心理学を学んだり、カウンセリングを受けたりして
思考パターンを変えることはできます。
私は実際に変わりました。(*^-^*)
まず潜在意識とはどんな風にできていくのか見ていきましょう。
産まれてすぐの赤ちゃんは、生命を維持するために無意識の行動をします。
(お腹が空いたら泣く・排泄など)
そこで、母親にすぐにミルクをもらったり、
抱っこしてもらったりすることで、安心感を育てます。
生まれ持った気質もありますので、
よく泣く子や、おとなしい子など
赤ちゃんの時から人それぞれですが、
一番大切なことは安心させてあげることです。
そして、目もはっきり見え、言葉も聞こえるようになり、
親の言葉や表情を敏感に感じ取ります。
赤ちゃんにとっては親の心の状態は自分の命にかかわることなので、
本能的にそうなっています。
なので0歳から3歳までの間は
しっかり愛情を注いで安心させてあげることが大切です。
もしも、泣いたときに「うるさい!」と怒鳴ったり、叩いたりしたら嫌な感覚が
潜在意識に刷り込まれるので、
後に不安症になったり、マイナス思考になったりする場合があります。
また、母親が鬱だったり泣いていたり、苦しんでいたりすると
敏感に察知して、赤ちゃんも不安な気持ちを自分に刷り込む場合もあります。
一見は何も感じていないように見える赤ちゃんですが、
超能力に似た能力を持っている
と言われています。(私の尊敬するカウンセラーさんより)
幼少期になると、超能力のような部分は消えてしまいますが、
いろいろな体験から学んで潜在意識に刷り込んでいきます。
特に親の影響はすさまじく、素直に何でも取り込んでいきますし、
幼少期の刷り込みは
一生影響を与えることになります。
いいことよりも怖いことや不安なことの方が
自分を守るために取り入れることが多いです。
うちの娘は2歳のときにプールで浮き輪なしで深い方に行ってしまい
頭までプールにつかってしまいました。
息ができないことを体験してびっくりして
泣いたということがありました。
それ以来、プールを怖がり小学4年まで水泳は苦手でした。
今は中学生ですが、災害などで溺れて死ぬのが一番嫌だと言っています。
私は小さいころの記憶で鮮明に覚えているのが、
3歳ぐらいのときに、
母と歩いていて石につまずいてこけて、泣いていました。
私は、そんなに痛くなかったけど甘えて泣いて、
助けてくれるのを待っていました。
でも母は振り向きもせずに先に歩いて行ってしまいました。
私は慌てて泣き止み自分で起きて追っかけました。
その時に「母に甘えても無駄なんだ」と思った記憶があります。
それから、私は母に甘えることを怖がるようになった気がします。
まとめると、
潜在意識は生きていくため、自分を守るために
必要な情報を蓄積していくところ。
それは、無意識に行われていて
膨大な情報がありますが、本人は記憶にないことが多いです。
でもそれは、大人になっても影響があり、
性格をつくる根っこの部分となります。
~心理学入門3では「潜在意識と性格のかかわり」についてです。~